コマースを進化させる ― 専門性をもった人材とテクノロジー(AI)で、お客様のコマース事業に伴走する「コマースプラットフォーム」へ。
当社は、EBISUMARTを主としたECシステムの開発および運用保守を提供する「クラウドコマースプラットフォーム事業」、EC事業者の成長に必要なソリューションを提供する「ECビジネス成長支援事業」、データの一元管理により顧客の業務を最適化する「データ利活用プラットフォーム事業」の3つの事業を展開しています。EC基盤の提供にとどまらず、運用・成長支援からデータ利活用までを一体で提供し、事業活動を通じて収益の多様化と拡大を図ります。
1. 経営戦略の全体像
01 専門人材 × テクノロジー(AI)
ECに特化した深い知見とAIを掛け合わせ、単なる機能の羅列ではない「EC×AI活用の思想」を競争力の核に据えます。
02 まず自社で実証し、お客様に届ける
社内で全社AI基盤を整備し、業務水準の向上と人的リソースのスリム化を実現。その実績をもとに、EC事業者のAI活用を実践的に支援します。
03 お客様のビジネスに伴走する
運用・プラットフォーム・AIを一体提供するトータルECサポートを目指します。
システムを構築して終わり
EC基盤から運用代行・成長支援まで
ビジネスフェーズに合わせた伴走型契約
AI運営支援・CRM・データ統合・LTV向上を中心とした、顧客伴走型の継続収益モデルへ移行します。
3つの事業の位置づけ
クラウドコマースプラットフォーム事業
9年連続シェアNo.1の実績を軸に、BtoC/BtoB中規模を軸とした伴走型グロース収益モデルへ転換
ECビジネス成長支援事業
EC特化の専門性 × 戦略+運用代行の一気通貫 × データドリブン支援で競合の隙間を埋める
データ利活用プラットフォーム事業
EBISUMART顧客基盤 × EC実務適合 × 軽量PIMで中堅市場のポジションを確立
2. クラウドコマースプラットフォーム事業
カスタマイズ対応するクラウド型ECサイト構築サービスで9年連続シェアNo.1(日本ネット経済新聞調べ)。累計800サイト以上の導入実績。
事業の強み
最新性
システム基盤を毎週アップデートし、常に最新のシステムを利用可能。
拡張性
幅広いシステム連携とAPI公開によるオープン化。累計公開API数は1,018個。
安心性
年間稼働率99.95%。セキュリティ基準の継続的な更新とWAFオプションなどによる強固なセキュリティ。
国内のエンタープライズ向けEC市場には、言語、商習慣(クーポン・ポイント、建値制・リベート制など)、決済、物流、消費者の期待値、制度対応という6つのハードルがあり、海外のEC構築ベンダーは参入しづらく、国内大手SIerも参入意欲が高くありません。当社はフルカスタマイズ対応と1,018個の公開API連携、20年超・800サイト超の実装知見により、大規模EC領域で希少なポジションを形成しています。
製品ラインアップと拡大の方向性
| 製品 | 対象・特長 |
|---|---|
| EBISUMART Lite | スタートアップ・中規模向けEC(年間GMV 2,000万円〜) |
| EBISUMART | メインターゲットの中大規模向けEC(年間GMV 1〜100億円)。フルカスタマイズ可能なクラウドコマースプラットフォーム |
| EBISUMART Enterprise | 大規模向け。さまざまなチャネルのデータを収集・蓄積し、在庫管理や受注〜出荷処理などのEC運営業務を自動化する統合業務管理システム |
| EBISUMART BtoB | BtoB事業者向け。商習慣に対応した受発注システム。長さ・量単位での発注など、さまざまな商材に対応 |
単一プロダクト
中小規模から大規模ハイエンド、BtoBまでを一気通貫で提供
顧客の成長フェーズに応じたアップグレードパスを提供することで、解約を抑制しつつ顧客単価を引き上げます。拡大軸は次の3つです。
- GMV拡大:新料金プランと機能拡充
- 領域拡大:BtoB専用機能の開発・拡販
- 顧客拡大:エンタープライズ営業体制の強化と、販売パートナーとの共同提案による顧客基盤の拡大
市場環境と最優先ターゲット(2軸集中)
約26兆円(2024年、前年比+5.1%)。物販系分野のEC化率は9.78%で世界平均の約半分の水準にとどまり、伸び代が大きい市場です。
最優先:BtoC中規模(年間GMV 1〜50億円)
大手モールの手数料上昇によるD2C自社EC化ウェーブが急増。年間GMV 3〜30億円の層に最大の需要があります。
約514兆円(BtoC-EC市場の約20倍)。EC化率は43%で電子化余地が大きく、インボイス制度・電子帳簿保存法・INSネット終了がDX移行を後押ししています。
最優先:BtoB中規模(年間GMV 100〜400億円)
FAX・電話からWeb受発注への移行需要が拡大。競合が少なく、ROIを数値で示せば意思決定が進む高単価領域です。
出所:経済産業省「令和6年度 デジタル取引環境整備事業 電子商取引に関する市場調査 報告書」
一方、年間GMV1,000万円以下の超小規模EC・SaaS完結領域や、グローバルSaaSとの価格競争、海外単独展開、AIが自律化するマニュアル中心の運用代行は「攻めない領域」と位置づけ、リソースを集中します。
選ばれる理由 ― 顧客基盤と競争力
顧客基盤
EBISUMARTの対象348店舗(2026年5月期末)のうち、既にEC運営基盤を有する事業者が過半数を占めます。新規顧客の60%は他社パッケージ、フルスクラッチ、カート型ASP等からのリプレースで、さらなるEC売上拡大を志向する事業者に選好されています。
サービスポジション
主に大規模ECを対象とするため、パッケージやフルスクラッチで提供する企業と競合します。常に最新のシステムを提供するクラウドの特性に加え、柔軟なカスタマイズを可能とすることで、業界でも稀有なポジションにあります。
高い経済合理性
基幹システムの継続的な機能アップデート・標準化により、パッケージ型やフルスクラッチ型に比べ、法改正・新ブラウザ対応・決済会社の更新対応などの改修コストを中長期的に抑えられます。
収益モデル
導入時の受託開発(フロー収益)と、月額の運用保守(ストック収益)で構成。料金プランは従量課金・固定課金・レベニューシェアの3種類で、直販が売上の96.6%を占めます(2026年5月期末)。
EBISUMARTの導入実績(抜粋)
アパレル、美容・健康・医療、食品・飲料、アウトドア・スポーツ、エンターテインメント、デジタルコンテンツ、法人向けなど幅広い業種で、国内の大規模EC事業者に導入されています。
さらに、FLIPDESK、カスタマーリングス、Repro、ChatDealer、各種決済サービスなど、EC関連システムとの外部連携を強化し、お客様のEC事業を包括的に支援します。
AI戦略 ― EC事業者の「売る」と「運営する」をAIで強くする
売上を上げるAI(生成・分析・提案)
AI検索時代に対応した各種情報の最適化、販促クリエイティブの生成支援、複数データを横断したサイト改善診断や成長支援の提案。
運営を楽にするAI(UI支援・自動化)
管理画面の操作・設定をその場で支援するアシスタント機能。受注処理・問い合わせ一次対応・商品登録の自動化。
自社で拡張できる基盤の開放
MCPへの対応と専用サーバの開発に着手。お客様が自社のAIから安全に操作・拡張できる基盤を開放。
※記載の機能・提供時期は2026年8月時点の想定であり、予告なく変更となる場合があります。
3. ECビジネス成長支援事業
お客様の事業フェーズに合わせた柔軟な提案で、コマースの最適化を実現する伴走型のDX/EC支援サービス「EBISU GROWTH」。
BtoC/B問わずさまざまな業種業界を支援してきたプロフェッショナルが、課題の特定や戦略分析から、システム連携・構築、販促・マーケティング、グローバル化まで、ECの枠にとらわれないDX/ECの成長を支援します。当社の「EBISUMART」「EBISUMART Lite」以外のECシステムを利用される事業者様も対象です。
EC戦略PM支援サービス
お客様のEC事業責任者の代わりに、戦略→構築→運用のPDCAを回し、事業の継続的な成長を支援します。
ECモール特化型運営支援サービス
取り扱い商材の特性・経営状況・体制を踏まえ、経営戦略的にアプローチし、短・中・長期で成果につながるEC運営をサポートします。
市場背景と差別化
日本のEC市場は約26兆円(2024年、前年比+5.1%)に拡大する一方、年間GMV1〜100億円の約3,000社のEC事業者のうち約82%が、集客・運用・戦略に関する課題を抱えています。多くの中小EC事業者は、戦略・集客・運用の専門知識不足により成長機会を逃しており、EBISU GROWTHは成長戦略の設計から実行支援までをワンストップで提供します。
一気通貫の支援体制
EC特化の専門性を軸に、戦略設計から運用代行までを一気通貫で提供します。
柔軟な料金設計
年間GMVの規模に合わせた料金設計で、中規模EC事業者にも対応します。
データドリブン支援
KPI設計から改善までを支援。コンサル現場を教師データ・検証環境とし、EC特化AIエージェントの精度を高める好循環を生みます。
人またはツール
人 × AI の両輪
4. データ利活用プラットフォーム事業
企業が持つ多種多様な商品データを統合し、情報の整合性を保ちながら各チャネルへシームレスに配信する商品データ統合プラットフォーム「EBISU PIM」。
商品データは一つのシステムで管理
社内に散らばった商品データをマスタ管理し、各販売チャネルに一貫性のあるデータを提供します。
データを各チャネルに自動配信
登録した内容を各チャネルへリアルタイムに配信し、管理コストの削減と市場投入速度の向上を支援します。
日本のPIM市場の成長余地
出所:ITR、Grand View Research等 各種レポートより推計・再構成
日本のPIM市場規模は世界の約6%にとどまるものの、成長率は世界平均を上回ります。導入率13%の低さは弱点ではなく、これから獲得できる余地です。普及のボトルネックは「認知不足」「導入コスト」「業務設計・人材不足」にあり、EC事業者との接点と導入支援力を持つ当社が優位に立てる領域です。成熟市場への後発参入ではなく、国内でこれから進むPIMの浸透期を取りにいく事業と位置づけています。
勝ち筋と今年度の戦略方針
勝ち筋:EBISUMART顧客基盤 × EC実務適合 × 軽量で拡張性あるPIMの中堅市場ポジション。既存のEBISUMART導入企業(800社超)を起点に展開できるため、新規開拓コストが低く、EC連携の親和性も高い点が強みです。
今年度の方針は「選択と集中」:市場検証フェーズではなく、勝てる案件を選んで「受注→導入→標準機能化」のサイクルを構築します。優先案件は、売上性(高単価・継続収益)、再利用性(標準機能化できる)、横展開性(他社にも提案できる)、戦略性(EC・PIM・データ連携の勝ち筋)、実現性(導入工数が重すぎない)の5つの軸で判断します。
AI戦略 ― 商品データを「AIが使える資産」に変える
データを「整える」
商品情報の品質スコアリングと改善提案。商品登録・データ移行の初期負荷を軽減し、情報の不足や表記揺れを可視化します。
データを「届ける」
販売チャネルごとの商品情報の自動最適化。多チャネル運用の工数を削減しながら品質を保ちます。
「AIが使える資産」に変える
お客様のAIエージェントから商品データを安全に参照・更新できるMCPを提供し、AI活用を加速させます。
※記載の機能は2026年8月時点の構想であり、提供時期・内容を約束するものではありません。
長期ビジョン
コマースを進化させ、共感と喜びのある豊かな社会の実現に貢献します。
01 高度な人材 × テクノロジー
ECに特化した専門人材とAIを掛け合わせ、お客様のコマース事業に伴走します。
02 一気通貫のプラットフォーム
EC基盤の提供にとどまらず、運用・成長支援からデータ利活用までを一体で提供します。
03 共感と喜びのある豊かな社会へ
コマースの進化を通じて、関わる従業員・お客様・取引先の幸せを実現します。
本ページは、株式会社インターファクトリーの経営戦略に関する情報の提供を目的として作成したものです。将来に関連する記述(AI戦略等)は、いくつかの前提に基づいた構想であり、施策の実現や提供時期を確約・保証するものではありません。詳細は「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」をご参照ください。