AI戦略
AI技術の躍進により、世の中は大きく変化しています。
当社はこの変化を、AI技術の活用が事業の競争力を左右する不可避の変化であると同時に、AI技術を活用することで、従来より大きな付加価値を提供できる機会でもあると捉えています。
当社は2026年8月に開示した「事業計画及び成長可能性に関する説明資料」において、成長戦略の一つの軸として「AIネイティブへの転換(p.48)」を掲げました。本ページでは、これを全社の方針として具体化した「AI宣言」と、その実践を支える推進サイクルの考え方をまとめたものです。
当社が目指すのは、長期ビジョンに掲げる「高度な人材とテクノロジーで伴走する『コマースプラットフォーム』」の提供です。
■ AI宣言 ― 5つの方針
当社は、AI技術の活用にあたり、次の5つの方針を定めています。
これらは前述の成長戦略を具体化した当社の方針であり、あわせて現時点の取り組みの状況を記載しています。
01:社内業務を「AIネイティブ」へ
社員全員がAIエージェントを使える環境を整備し、社内の業務を「AIネイティブ」に変革する。
当社は現在、主要AIサービスのアカウントを全社員に配布し、セキュリティを所管する部署と連携して、社員が安全にAIを業務で活用できる環境を整えています。
この環境をさらに広げ、社内業務の「AIネイティブ」化を進めてまいります。AIの活用によって生まれた時間は、お客様への伴走や、より付加価値の高い業務に注力してまいります。
02:AI駆動開発
ソフトウェア開発の全プロセスにAIを組み込み、品質と生産性を向上させる。
ソフトウェア開発の各工程でAIを活用してまいります。開発の速さと正確性を同時に高め、お客様がより早く成果を得られる状態をつくることを目標としています。当社は、AIを活用する工程を順次広げてまいります。
03:高度な人材育成
お客様の業務課題を素早く解決するための、高度な専門性とAI活用力を持つ人材を育成する。
EC領域で積み重ねてきた専門性とAI活用力を併せ持つ人材こそが、お客様の複雑な業務課題にお応えする力になると考えています。
04:お客様のAI活用を支援
当社サービスに積極的にAIを組み込むことで、お客様のAI活用を支援する。
お客様が日々のEC運営のなかでAIを生かせるよう、サービスの機能としてお届けすることを目指してまいります。
05: AI × 新規事業開発
AIエージェントやAIテクノロジーを利用した新たなソリューションを開発、提供する。
EC事業者の現場で見えてきた課題を起点に、既存サービスの枠にとらわれない新たなソリューションの開発に取り組んでまいります。
〔注記〕なお、本ページに記載する個別のAI機能の内容および提供時期は、本ページ公開時点(2026年10月)における構想であり、提供時期・内容を約束するものではありません。
■5つの方針の関係 ― AI推進サイクル
5つの方針は、それぞれ独立した施策ではなく、ひとつの循環として設計しています。中心に置いているのは、長期ビジョンに掲げる「高度な人材とテクノロジーで伴走する『コマースプラットフォーム』」です。
はじめに、社内業務を「AIネイティブ」へと変えていく過程で、AIをどの業務にどう使えば成果が出るのかという知見が全社に蓄積されます。この知見をソフトウェア開発の各工程に取り入れ、AI駆動開発として品質と生産性の向上につなげます。
こうした実践を重ねることで、高度な人材育成が進み、EC領域の専門性とAI活用力を併せ持つ人材が育ちます。その人材と知見をもとに、当社サービスにAIを組み込み、お客様のAI活用を支援します。お客様の事業に伴走するなかで見えてきた課題は、AI × 新規事業開発として新たなソリューションにつながり、そこで得た知見は社内に還元されます。
まずは自社で実証し、その結果をお客様への提供につなげることを基本としています。
■AI推進部長からメッセージ
AI技術の躍進は、当社の事業環境を大きく変えつつあります。私たちはこの変化を、避けて通ることのできない変化であると同時に、従来より大きな付加価値をお客様に提供できる機会でもあると受け止めています。
一方で、AIの活用には、出力の誤りや偏り、情報の取り扱いなど、向き合うべき課題があります。私たちは、これらのリスクから目をそらさず、統制と活用を同時に前へ進めることが、結果としてAI活用の速度と質を高めると考えています。本ページで方針をお示ししているのは、そのためです。
5つの方針は、まず自社で実証し、そこで得た実践知をお客様への価値に変えるという順序で組み立てています。EC領域で積み重ねてきた専門性とAIを掛け合わせること、すなわち人とAIの両輪でこそ、お客様の複雑な業務課題にお応えできると考えているためです。
私たちは、長期ビジョンに掲げる「高度な人材とテクノロジーで伴走する『コマースプラットフォーム』」の実現に向けて、歩みを進めてまいります。株主・投資家の皆様、そしてお客様に、その歩みを誠実にお伝えしてまいります。
執行役員 CTO AI推進部長 水野 謙
■今後について
本方針に基づく取り組みの状況については、当社WebサイトおよびIR資料等を通じて、随時お知らせしてまいります。